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【トリマー監修】自宅でできる犬の爪切り4ステップ

2021.06.15

犬の爪切り

  こんにちは。ペピイ専任講師、グルーミング担当の中井です。

 今日は愛犬の爪切りで悩んでいる方に向けて、ご自宅でできる爪切りのポイントについてお話させていただきます。

 

目次(項目をクリックするとスクロールします)

 

◆犬の爪について

 

 まずは、犬の爪の特徴についてお伝えします。

犬の爪は私達人間と違い血管が通っています。

もちろん神経も通っていますので必要以上に爪を切りすぎてしまうと出血してしまい、愛犬に相当の痛みを与えてしまいます。

その為、一度深爪してしまうと爪切りを嫌がってしまう可能性があるので、しっかりと注意を払って取り組みましょう。

 

◆爪が伸びたままだとどうなる?

 

 犬の爪は巻き爪になっている為まっすぐは伸びません。

その為、伸び続けると爪がパッドに食い込んでしまい出血してしまう恐れがあり、歩行にも影響がでたりします。

家の中はフローリングの所も多いかと思いますが、爪が伸びたままだと滑って転んでしまう可能性もあります。

 

 あと、犬の爪の中には前肢の親指の付け根にある狼爪というものが存在します。

この狼爪は摩擦で削れることがない為、定期的な爪切りが必要になってきます。

狼爪の役割ですが長い食べ物をかじっている時などに狼爪を使って食べ物を支えたり

頭や顔の痒い所を前肢で掻く時も狼爪を使っています。

この狼爪は、後肢にもある子もいます。

後肢の狼爪は、生まれつき持たない子もいますし、またついていても切除されるケースが多いです。

狼爪

 

◆必要な道具は?

 

 爪切りを行うにあたっての道具を準備しましょう!

まず、最初に下記のものが必要になってきます。

・爪切り(ギロチンタイプ) ・止血剤(クイックストップ) ・爪やすり

どれもペットショップなどで購入可能です。

 犬 爪切り 器具   

 爪やすり

 

◆爪切りの方法

 

 では、道具が準備できたところで、実際に爪切りを行って行きましょう!

 

・ステップ1「保定(ワンちゃんを抱える)」

 

  ワンちゃんが暴れないようにしっかりと抱えてあげましょう。

二人係で行い、一人は抱え役、もう一人が爪切り役として行うとスムーズにできるでしょう。

 

・ステップ2「爪の種類の確認」

 

 爪には白爪と黒爪の2種類あります。

一般的に体の毛の薄い子は白爪、濃い子は黒爪を言われてますが、両方混ざっている子もいます。

しっかりと確認しましょう。

 

・ステップ3「血管の確認⇒爪切り」

 

 白爪の子に関しては図のように血管がピンク色に見えている為、その手前までまずまっすぐ切り落とします。次に上下に角ができるのでその角を落としていきます

そのままだと私達が抱っこした時など引っかかって痛いので、丁寧にやすりで角を落として丸くしていきます。

 

犬の爪切り  

犬の爪切り

 

 黒爪の場合ですが、白爪と違い血管が全く見えない為手探りで少しずつ切っていく必要があります。

目安ですが、血管が見えてない時は白いボロボロとした断面になっています。

徐々に切りすすめていくと透明の膜のようなものが見えてきます、それが血管になります。

血管が見えてきたら、白爪と同時に角を落としやすりをかけてあげます。

 

犬の爪切り

 

・ステップ4「たくさんほめる」

 

 爪切りが終わった後は、「よく頑張ったね!」としっかり褒めてあげましょう!

また、ご褒美としておやつをあげることも一つだと思います。

 

※出血時の対処法

 

 万が一、深爪をして出血させてしまった場合ですが、まず指で圧迫をして止血剤を出血部分に押し当てます。出血が多い場合は乾綿などで圧迫してから止血剤を付けた方が早く止まります。

もちろん出血してしまった爪はヤスリをかけないでくださいね。

爪切り 止血

 

◆まとめ

 

 犬の爪切りは定期的にする必要があります。

(目安として1ケ月に1回程度)

犬の爪は切りすぎると出血するので、慎重に切ることを心がけましょう。

 

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